結婚できる人!できない人!

まずは婚活の定義を知ろう

婚活というと就職活動のような響きに聞こえませんか。実は婚活はもともと就職活動のアナロジーで、結婚活動を略した言葉です。

これは少子化ジャーナリストの白川桃子さんと中央大学の山田正弘教授が、AERAという雑誌を取材している最中に生まれたそうです。

戦後から1990年頃までは就職に一定枠があったので努力しなくてもすんだのですが、バブル崩壊後から状況が変わり男女交際に関する規制緩和が起きました。

このため自動的に結婚できない人が増え、結婚するためにわざわざ活動しなければならないという事態を招いたのです。

婚活というのは2008年に白川さんと山田教授の共著「婚活時代」の発売より一気に知名度が上がり、流行語大賞にもノミネートされました。

ところが、この婚活という言葉は結婚適齢期以外の世代から聞くと、あまり使わないしなじみにくい言葉であるようです。

流行語大賞にせっかく選ばれたものの、世代によってはさっぱりわからないということから、本当に流行語大賞としてふさわしい言葉なのかという声もあります。

そもそも結婚とは個人によって千差万別であるのに対し、希望条件のみで簡単に結婚をすませてしまおうとするニュアンスをもつこの言葉に対して意見がないわけでもありません。

しかしながら結婚したいけれどなぜかできない日本の若者が増えてしまった現代の日本を表す言葉としては、婚活はふさわしい言葉なのかもしれません。

なぜなら昔と違って若者がすぐに結婚できる世相ではないからです。バブル崩壊後、男性の収入が本当に未来永劫続くのかわからない、終身雇用制度の崩壊など、現在の仕事を捨ててまで嫁ぐ必要があるのか女性側も二の足を踏んでしまったり、将来に対する漠然とした不安から、自分磨き、キャリア形成に走ってしまうこともよくある話です。

結婚をすれば「女性が家事をする」という男性側の価値観が崩れない限り、仕事と家事の両立は女性にとって負担以外の何物でもないからです。

そのような複雑な問題を抱えている若者が非常に多く、結婚したい年齢になったときに自分たちの結婚相手に求める条件にぴったりの人を短時間で探す効率のよい結婚活動という意味で、婚活という言葉が流行ったという見方もあります。

よりよい就職を求めて就職活動をするのと同じように、よりよい結婚を求めるために結婚活動をするというわけですね。

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